特定健診と特定保健指導には問題点がいっぱい

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2007年12月19日

特定保健指導できぬ46% 扶養家族分「保健師不足」

特定健診・特定保健指導はもう始まる、というのに、準備がまだまだのようですね。やはり、費用面のメドがもっとも難しいようですね。そこらへん、政府の見込みは甘かったのではないでしょうか?

(マイコミジャーナルより引用)

 メタボリック症候群の人をみつけて生活習慣病を予防するため、来年4月から始める特定健康診査(特定健診)の特定保健指導で、実施主体の市区町村の国民健康保険(国保、全国約1800)の9割が、サラリーマンの妻らの指導について「対応不能」「できるかどうか未定」と答えていることが、厚生労働省の調査で分かった。保健師不足が主な理由で、実施に黄信号が出てきた。

 特定健診は、健康保険法の改正で、来年度から40〜74歳の全国民を対象に行われる。大企業の社員は健康保険組合、中小企業は政府管掌健康保険、自営業者らは市区町村国保が行う。ただ、サラリーマンが扶養する家族は、地元の国保が代行する。

 ところが、厚労省が10月上旬に行った調査によると、保健師がメタボの人や予備群に食事のメニューの改善や運動を指導する「特定保健指導」について、46%の国保が「サラリーマンの扶養家族の分までは対応できない」と答えた。「対応できるかどうか未定」も42%にのぼった。

 調査では理由については聞いていないが、国保加入者への指導で手いっぱいのためと見られるという。特定保健指導以前に、腹囲や血糖値などを計測する特定健診自体についても、44%の国保が「サラリーマンの扶養家族分は未定」とした。

 厚労省は、08年度から全国の自治体で保健師を8000人増やすよう総務省に求めているが、要求通りに増員が認められるかどうかは分からない。市区町村によっては十分な指導ができなくなる恐れがある。
 
posted by 特定健診・特定保健指導 at 08:43| 疑問が多い特定健診の判定値 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月18日

運動教室で特定健診・特定保健指導プログラム 来年度から

特定健診・特定保健指導に特化したプログラムは、民間に開示して欲しいものです。しかし、あまり費用がかからないように。。。

(読売新聞より引用)

 メタボリック・シンドローム(メタボ、内臓脂肪症候群)対策として、国が来年度から始める「特定健診・特定保健指導」制度に合わせ、県立心臓血管センター(前橋市亀泉町)は、来年度からメタボ対策事業に乗り出す。すでに実施している一般を対象にした運動教室をメタボ対策に特化するもので、同センターは「県内の民間事業者のモデルになるようなプログラムを作りたい」としている。

 メタボが心筋梗塞(こうそく)など心臓疾患の原因にもなることから、同センターは同制度への対応を視野に入れて試験的に、昨年6月からリハビリ用トレーニングルームを利用した一般対象の運動教室を実施。健康運動指導士が運動メニューを組み立て、栄養士による食生活指導もあるため、「民間のスポーツジムよりも専門的」と評判を呼び、今年10月には、スタート時の週2教室(1教室定員15人)から教室数を一つ増やした。

 同センターでは、そうしたこれまでのノウハウを生かして、メタボ対策に特化したプログラムを実施する教室を設ける方針を今年夏に決定。健康運動指導士5人、栄養士3人という現在の態勢を強化することも検討しており、「専門性を持ったセンターの人的資源を県民に活用してもらえるよう、効果的なプログラムを開発したい」としている。

 同制度は40〜74歳を対象に、腹囲や中性脂肪値などを測定してメタボやその予備軍を把握し(特定健診)、該当者に対して食事や運動習慣の改善指導(特定保健指導)を行うことを、健康保険組合など各医療保険者に義務づけている。

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2007年12月11日

特定健診で企業の負担増20億円にも 罰則も

(usfl.comより引用)

 社員や住民のメタボリック症候群対策に、企業の健康保険組合や国民健康保険を運営する市町村が頭を悩ませている。新たな特定健診の健診費用に加え、改善が見られないと罰則が科せられ、大企業の健保組合などでは、負担増が20億円になる場合もあるからだ。

 来年4月から40〜74歳を対象にした特定健診制度が導入され、腹囲、血圧、コレステロール値などからメタボリック症候群の該当者や予備軍を割り出し、健保組合などが指導することが義務付けられる。

 2012年度の特定健診実施率や特定保健指導実施率、該当者・予備軍の減少率によって、75歳以上が加入する後期高齢者医療制度への支援金を本来より最大10%、加算したり減算する仕組みも導入。具体的な条件は今後決まる見通しだが、支援金が加算されれば保険料の値上げにもつながる。
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2007年12月04日

自治体、企業 負担が悩みに

特定健診・特定保健指導の費用負担でアタマを悩ませる企業や自治体。国家の医療費政策とはいえ、結局民間や地方が負担をするはめに?

(中国新聞ニュースより引用)

 社員や住民のメタボリック症候群対策に、企業の健康保険組合や国民健康保険を運営する市町村が頭を悩ませている。特定健診・特定保健指導スタートにあたり、新たな健診費用に加え、改善が見られないと罰則が科せられ、大企業の健保組合などでは、負担増が二十億円になる場合もあるからだ。

 来年四月から四十―七十四歳を対象にした特定健診制度が導入され、腹囲、血圧、コレステロール値などからメタボリック症候群の該当者や予備軍を割り出し、健保組合などが指導することが義務付けられる。

 二〇一二年度の健診実施率や保健指導実施率、該当者・予備軍の減少率によって、七十五歳以上が加入する後期高齢者医療制度への支援金を本来より最大10%、加算したり減算する仕組みも導入。具体的な条件は今後決まる見通しだが、支援金が加算されれば保険料の値上げにもつながる。

 三菱電機健保組合の場合、対象者は家族も含め約九万七千人で、特定健診実施に伴い新たに十億円の費用がかかる。特定保健指導の効果が出ず、該当者が増えるなどして罰則を受けると、支援金が十億円増額させられる見通しだ。同健保の医療費は年二百七十億円程度で、少なくはない額だ。

 トヨタ自動車健保組合も新たに十億円を充て、特定健診対象者を国の基準より若い三十六歳以上とする方針。「この年齢から数値が悪くなる人も多く、早めに対応する必要がある」(小野政秀事務長)ためだ。国が示した受診勧奨者の基準を緩めて特定保健指導の対象者を増やし、診察を受ける前に悪化するのを食い止める工夫をするという。

 自治体の負担も大きい。川崎市の場合、対象者は二十三万人。自前の保健師では対応できないため、特定保健指導を外部に委託する予定で、委託費だけで五億円に上る見通し。特定健診費用に十六億円、郵送代などの事務費にも数千万円かかる。

 担当者は「六カ月の指導の後、また元に戻ってしまってはまた同じ人に費用を使うことになり、無駄になってしまう。生活習慣などをどうやって自分で改善していけるかが課題」と話す。
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2007年11月27日

「姿勢」から特定健診・特定保健指導への意識を

姿勢から、特定健診・特定保健指導に興味を持たせる?そんなこと、どうやるのでしょうね?

(プレスリリースジェイピーより引用)

株式会社ジースポート(本社:東京都台東区、代表取締役:黒田篤)は、フィットネスクラブ、スポーツジム、健康保険組合、整骨院、リラクゼーション施設、福祉施設などの健康・治療施設に対して、開発製品『ゆがみーる』のレンタル販売をスタートした。

2008年4月から「特定検診・特定保健指導」が義務化されることにより、国民の健康増進が図られ、国民の健康への意識がより一層高まることが期待されます。
特定検診・特定保健指導」の義務化を目前に控え、これまで、『ゆがみーる』のレンタル販売につきまして、多くのご要望を頂戴してまいりました。
特に、特定検診受診率や保健指導の実施率の目標設定が必要になる、検診センター様などでは、保険者の皆様に「姿勢」という分かりやすい切り口で受診に興味をお持ち頂いております。
レンタル販売をスタートすることにより、健康・治療施設においてより効果的に、集客効果・継続効果を計ることが可能となります。

◆『ゆがみーる』の概要
省スペース、3分間で測定、かんたん操作、わかりやすいレポート(姿勢評価・筋肉の状態)を特徴とした、全く新しい体の歪み・姿勢評価システムです。
バランスの取れた姿勢は美しさの秘訣、そして健康維持の必須条件です。「美容や健康のため、自分の身体の歪みを知りたい」「身長を測るように姿勢もかんたんに測りたい」そんなご要望にお応え致しました。美しく健康的な姿勢を追求する全ての人にとって気になる体の歪みをかんたん・迅速に測定し、わかりやすいレポートを自動作成できます。また、「体の歪みや筋肉の状態」に関して客観的にお客様に説明できるツールとしてご利用頂いております。
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2007年11月24日

特定健診・特定保健指導 実施にむけての課題(日本医師会)

特定健診・特定保健指導の問題点も含め、課題が整理されていると思います。日本医師会の方向性ともいえますので、ぜひご一読を。

(日本医師会より引用)

 特定健診・特定保健指導が始まる平成二十年四月までいよいよ五カ月を切った.今回,各地域での進捗状況を把握するため,都道府県医師会と郡市区医師会にご協力いただき,アンケート調査を実施した.調査結果についてはできるだけ早く報告する予定でいるが,今回の制度改正についての理解と取り組みの状況はさまざまのようである.
 今回の特定健診における実施形態としては,その後の特定保健指導の成果を上げることを考えると,従来,集団健診で実施されていた地域においても,個別方式で実施されることが望まれる.また,生活習慣病にターゲットを絞り,メタボリックシンドロームの概念が導入されているが,その他の疾病も含めた予防や早期発見の視点からは,貧血検査や心電図,胸部レントゲン検査等はぜひとも上乗せで実施する必要があり,また各種がん検診や骨粗鬆症検診,肝炎検診等の実施と併せて,各検診の受診率向上も重要な課題と考えている.今回の改正で,特定健診項目さえ実施すればよいとの考えが行政の一部にはあると聞くが,健診項目と同様に費用についてもできるだけ受診者の負担を軽減していただく方向で,地域医師会として行政に対する説明と折衝をぜひともお願いしたい.
 これらの健診は受診者の利便性と受診率向上を考えれば,介護保険の生活機能評価も含めて同一日時,同一場所で実施されることが望まれる.厚生労働省作成の「特定健康診査,特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き」によれば,健診実施時期に期限を設けて,保健指導の初回面接を年度内に完了する必要があるとされているが,健診の実施体制や受診者の立場を考えると,誕生月を中心とした通年にわたる実施体制が望まれる.さもなければ,季節による受診者数の変動が大きく,一時期に集中し,医療機関を中心に健診機関の業務負担が偏ってしまう.
 また,特定健診・特定保健指導は電磁的な記録媒体による健診等データと請求データの提出が義務づけられている.日医としても,これに対応できない医療機関の存在を前提とした代行入力業務に関し,だれが,いつ,どこで対応するのかや,その業務に関する費用負担の考え方について検討を行っている.上乗せ横出しの健診については,従来の紙ベースの対応で実施することになると考えている.いずれにしても,今後各地域で医師会と保険者や行政との折衝が重要となるため,日医としては,年内に連絡協議会を開催するとともに,都道府県・郡市区医師会へ電子化の対応について調査を依頼しているので協力いただきたい.
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2007年11月19日

特定保健指導にも対応 ドコモとオーダーメイド創薬が協業

特定保健指導が携帯電話で受けられる。。。パソコンより携帯電話のほうが、はるかに普及していますし、いいかもしれませんが、ただ、キャリアを限定するのでなければ。

(Cnet JAPANより引用)

 NTTドコモは11月15日、医療健康分野で情報インフラ整備を進めるオーダーメイド創薬と特定健診特定保健指導ビジネスにおいて協業することを発表した。オーダーメイド創薬が展開予定の、特定健診(メタボリック・シンドローム健診)の対象者に対する携帯電話を活用した保健指導や健康に関するコンテンツ提供サービスに関して、システムの構築や運営を行う。

 このシステムを使うことで、保健指導機関は携帯電話を活用して効率的な保健指導が実現できる。また、保健指導の対象者も、時間や場所を問わず保健指導を受けることが可能になる。両社によれば、今後の発展が見込まれる特定健診、特定保健指導ビジネス市場で協業することにより、安価で効率的な保健指導の実現に貢献していくという。

 なお、このサービスは、特定健診が始まる2008年4月より提供する予定だとしている。
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2007年11月13日

特定保健指導向けメタボ対策DVD「ウェストサイズ物語」

特定健診・特定保健指導スタートをにらみ、企業もあの手この手です。でもこれ買いたくなっちゃいますね。

(美容健康EXPより引用)

 (株)ウェルネスデベロップメント(本社東京都中央区、野田史社長)は12月1日より、特定保健指導向けのメタボリックシンドローム対策DVD「ウエストサイズ物語」を発売する。自治体や健康保険組合などをターゲットとし、ファクスでの注文も受け付ける。

 同製品は、そのコンセプトを「動くためのきっかけ作り」とし、特定保健指導を受ける人が手軽に楽しく取り組めることに力点を置いている。例えば、着実に毎日運動したい人向けのベーシックストーリーのコースには、横になった状態からスタートできる運動を用意。運動嫌いで起きるのも億劫な人でも、見れば動き始めるような工夫が施されている。また、いつでも好きなときに始めるきっかけを作るメニューとして、サイコロストーリーが用意され、付属のサイコロの出た目によって「利き手と反対の手でご飯を食べる」「靴下の脱ぎ履きを繰り返す」など、ちょっとしたゲーム感覚で食事や運動についての効果を得られるものもある。

 強制的ではなく、あくまでも「きっかけ作り」にこだわり、いわゆる運動系のDVDとは少々色合いが違うが、開発にあたっては健康運動指導士が企画・制作に携わり、北海道大学名誉教授の阿岸祐幸氏が監修を行うなど、しっかりとメタボ対策を考えた内容となっている。健康運動指導士で同社開発・営業マネージャーの七條智之さんは「DVDは全部で163分ですが、そのどこかで動くきっかけを見つけてもらえればうれしいですね」と製作した意図を話した。

 ユニークなネーミング、内容、また特定健診・特定保健指導が来年からスタートするとあってすでに問い合わせも増えており、同社では来年にかけ、3万部の販売を目指す。税込み価格は2400円。
 
posted by 特定健診・特定保健指導 at 12:24| 特定健診・特定保健指導・メタボリックトピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月12日

特定健診・特定保健指導啓発に、市独自の運動法放送

特定健診・特定保健指導スタートに向けて、いい取組みですね。私が子供のころ住んでいた県では、「県民トリム体操」というのが、毎日テレビで放映されていました。民謡調の曲がピアノで流れ、それに合わせて体操をする、というものでした(笑)。見てるとおぼえちゃうんですよね、これが。

(岩手日報より引用)

 北上市は12日から、生活習慣病予防を狙った市独自の簡単エクササイズ「さくらトレーニング」をケーブルテレビで毎日放送する。来年度から義務化される特定健診・特定保健指導に対応し、テレビを使って幅広い層の市民に継続的な喚起を図る。メディアを活用した全国的に珍しい取り組みで、市は「誰でも気軽に運動できる環境をつくり、特定健診の啓発も図りたい」と期待する。

 さくらトレーニングは、北上市の委託を受けた同市の総合型地域スポーツクラブ、特定非営利活動法人(NPO法人)フォルダ(木野義治理事長)が独自メニューを作成し、指導に当たる。

 どこでも取り組める1日10分の簡単メニュー。立位での全身体操や、ひざ、肩、腰などの痛み解消、いすに座ったままでのトレーニングなど、月―土曜日まで異なる6プログラムを用意した。

 風呂や家の中の掃除、通勤のウオーキングなどと組み合わせることで、内臓脂肪減少のための身体活動量とされる「1週間に23エクササイズの活発な身体活動」(厚労省)の運動量を賄える内容だ。

 北上ケーブルテレビ、和賀有線テレビの2局が平日の午前、午後に各10分ずつ、週末は再放送分の計30分を放送。当面、来年3月まで計300分、30メニューの放送を予定している。テレビ視聴ができない市民向けには、DVD、ビデオなどを作製し、市内16地区交流センターなどに置き、無償で貸し出す。

 エクササイズメニューを考案したフォルダ事務局次長で、アスレチックディレクターの菊池広人さん(29)は「メタボリック症候群解消に必要な筋肉をつけることに特化した。いすに座ってもできる内容で、運動する動機付けになれば」と話す。

 フォルダは今回、市の委託事業として、地区交流センター単位で、地域に合わせた健康づくりを地区民それぞれが考えるワークショップも企画した。さくらトレーニングと同時並行で、来年度から始まる特定健診・特定保健指導に備える。

 市国保年金課の高橋栄寿課長は「さくらトレーニングは来年度からの特定保健指導の教材として活用したい。ワークショップと併せ、市からの押し付けではなく、市民個々が行動に移すための環境づくりを進めていきたい」と意図を説明する。
posted by 特定健診・特定保健指導 at 12:27| 特定健診・特定保健指導・メタボリックトピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月11日

特定健診のペナルティー 泰阜村が反発

地域によっては、特定健診・特定保健指導の全国一律実施に、実情があわないところもあるようですね。こちらの場合は、独自の施策で効果を上げてきた実績があるだけに、特定健診・特定保健指導の実施が逆効果になっては本末転倒。個別の対応が必要です。

(信濃毎日新聞より引用)

 国が来年度、市町村国保や健康保険組合などの医療保険者に義務付ける生活習慣病対策の特定健診・特定保健指導で、実施率が低い保険者に負担金増額のペナルティーを科す仕組みに対し、効果への疑問から胃がんなどの集団検診をやめた下伊那郡泰阜村が反発を強めている。新制度は医療費抑制策の一環だが、代わりに訪問医療などに力を入れてきた同村の国民健康保険医療費は、長年低く推移している。村は特定健診などをしないことも含め検討中だ。

 新たな特定健診・特定保健指導は40−74歳が対象。保険者は、特定健診の実施率、特定保健指導の実施率、メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)の該当者や予備軍の減少率−の3項目に目標数値を定める。

 泰阜村にとって問題なのは特定健診の実施率。保険者の種類により違いはあるが、市町村国保は2012年度の目標値が65%とされる。半分に達しないと他の2項目も未達成と判断され、その分、75歳以上の後期高齢者医療制度を支えるため保険者が拠出する負担金が最大1割増える。

 負担金の額は国保加入者数に基づき、加入者約420人の同村国保の場合、試算で約1400万円。目標未達成の際のペナルティーは最大で140万円となる。

 同村では1984年から3年連続で、胃がんの集団検診を受けた村民が胃がんの見落としで死亡。有効性を評価せずに続けるのはおかしいと、1989年度から集団検診をやめ、訪問医療や訪問介護を充実させてきた。健診受診の呼び掛けなどをする保健補導員も03年度から廃止した。

 国保加入者の1人当たり医療費が都道府県別で最も低い長野県で、泰阜村は96年度は120市町村の中で低い方から18番目、81市町村となった昨年度は42番目だった。

 松島貞治村長は「医療費がかさむ要因に終末期医療費のかかり過ぎがある。在宅死を支える体制を整えれば医療費は抑えられる」と説明し、ペナルティーを「地方分権の流れに反する」と批判。一方で「村の財政が切迫した今、余分な負担増は避けたい」とも話す。

 厚生労働省保険局総務課は「長野県が医療費が低いのは事実で言い分は分かるが、特定健診・特定保健指導の全国一斉のスタートに理解を示してほしい」と言う。

 新村拓・北里大教授(医療社会史)は「特定健診を受診しない人にもいずれペナルティーが科せられる可能性がある。健康でない人を排除する政策にもなりかねず、危険なやり方だ」と話している。
posted by 特定健診・特定保健指導 at 00:00| 特定健診・特定保健指導・メタボリックトピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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